「もっと食器洗いが効率的にできないかしら?」
「家事の負担を減らす方法はないかしら?」
そんな家事にまつわる困り事やお悩みをズバリ解決!洗浄を中心に“知らなきゃ損する”コツと工夫をご紹介。
新婚ホヤホヤの仲良し夫婦、家事が苦手なキク夫と家事エキスパートのロン子がナビゲートします。
秋の魚といえばサンマを思い浮かべますが、アジやサケなど秋が旬の魚はたくさんあります。そんな美味しい魚が食べられる季節ですが、気になるのは焼き魚を調理した後のグリルのお手入れです。グリルは魚を網に乗せて焼くため、魚の皮やコゲがこびりついたり、油が落ちてトレーもかなり汚れます。でも、少しの工夫とキッチンスポンジの利用で、グリルの洗浄はスムーズに行なえます。
まず、グリルのトレーに付いた汚れは、あらかじめ古新聞紙やチラシで拭っておきます。そうすることで後からキッチンスポンジで洗う際に、スポンジが油でベトベトに目詰まりするのを防ぎます。ベトベトになったキッチンスポンジは、それ自体の汚れを落とすのに時間がかかってしまうので、これだけでも後の作業を短くできます。次に、トレーと網はお湯に浸けておきます。お湯の温度により付着して固くなった汚れが柔らかくなり、こびりつきも剥がれやすくなります。
そして、キッチンスポンジを使った洗浄です。お湯でも落ちていないこびりつきは、不織布に研磨粒子が入ったキッチンスポンジを使います。研磨粒子の力でこびりつきをラクに落とすことができます。ただし、力の入れすぎはキズの原因となるため、汚れの落ち具合を確認しながら加減してください。また、網やトレーにフッ素加工が施されている場合は、研磨粒子が入ったキッチンスポンジでは表面の加工にキズを付けてしまうことがあるので、研磨粒子を含まないソフトタイプのキッチンスポンジを使いましょう。
これらちょっとした事前準備とキッチンスポンジの使い分けで、及び腰になりがちなグリルのお掃除の手間を軽減することができます。